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平成30年5月 第5問 問13 相続税の総額の算出

出題内容について

相続税の総額の算出から出題です。

設例

Aさん(70歳)は、X市内の自宅で妻Bさん(70歳)および長男Cさん(44歳)家族と同居している。長男Cさんは、X市内の地元企業に勤務している。他方、二男Dさん(41歳)は医学部を卒業後、県外で勤務医として働いており、X市に戻る予定はない。

Aさんは、所有する自宅や自宅に隣接する賃貸アパートについて、長男Cさんに相続させたいと考えているが、妻Bさんの話によれば、二男Dさんは長男Cさんが自宅を相続することに異論はないが、相続財産の分割は均等にしてもらいたいと言っているようである。二男Dさんは、日頃から長男Cさんとの折り合いが悪く、Aさんは遺産分割で揉めることになりはしないか、心配している。

<Aさんの親族関係図>

2018年度 5月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定・実技試験(保険顧客資産相談業務) 平成30年5月 第5問 設例

<Aさんの家族構成>

  • 妻Bさん : Aさんおよび長男Cさん家族と同居している。
  • 長男Cさん : 会社員。妻と子2人でAさん夫妻と同居している。
  • 二男Dさん : 勤務医。妻と子2人で戸建て住宅(持家)に住んでいる。

<Aさんの主な所有財産(相続税評価額)>

  • 預貯金等 : 4,000万円
  • 自宅(敷地330m²) : 1,000万円(注)
  • 自宅(建物) : 1,000万円
  • 賃貸アパート(敷地300m²) : 5,000万円
  • 賃貸アパート(建物) : 2,000万円(年間収入450万円)
  • (注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用後の金額

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問13》現時点(平成30年5月27日)において、Aさんの相続が開始し、Aさんの相続に係る課税遺産総額(「課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額」)が9,000万円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。

1 )

1,200万円

2 )

1,275万円

3 )

2,000万円

<資料>相続税の速算表(一部抜粋)

法定相続分に応ずる取得金額 税率 控除額
万円超
 
1,000
3,000
5,000
   
 〜 
 〜 
 〜 
 〜 
万円以下
1,000
3,000
5,000
10,000
 
10%
15%
20%
30%
 
50万円
200万円
700万円

解答・解説

解答:2

相続税の総額は、Aさんの相続に係る課税遺産総額(課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額)9,000万円を各法定相続人の法定相続分に応じた取得金額を算出して求める。

Aさんの相続人は、「妻Bさん、長男Cさん、二男Dさん」となり、「妻Bさんの法定相続分は、1/2」「長男Cさん、二男Dさんの法定相続分は、1/4(1/2×1/2)」となる。

9,000万円×1/2=4,500万円(妻Bさんの法定相続分に応じた取得金額)

9,000万円×1/4=2,250万円(長男Cさん、二男Dさんの法定相続分に応じた取得金額)

上記で算出した、法定相続分に応じた取得金額を相続税の速算表に当てはめ相続税を算出。

4,500万円×20%-200万円=700万円

2,250万円×15%-50万円=287万5千円

算出した相続税を法定相続人の人数分合計をして相続税の総額を算出。

700万円+287万5千円+287万5千円=1,275万円(相続税の総額)

したがって2が正解となります。

FP試験対策キーワード

法定相続分

  • 配偶者と子が相続人となるときは、法定相続分はそれぞれ1/2となる
    子が複数人いる時は、法定相続分を子の人数で割ることにより子の法定相続分を算出する