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平成30年1月 第3問 問9 所得税における総所得金額

出題内容について

所得税における総所得金額からの出題です。

設例

会社員のAさん(50歳)は、妻Bさん(48歳)、長男Cさん(20歳)、母Dさん(80歳)との4人暮らしである。Aさんおよび家族は下記のような治療等を受けたため、これに係る費用について医療費控除の適用を受けたいと考えている。Aさんの家族構成および平成29年分の収入等に関する資料等は、以下のとおりである。

〈Aさんの家族構成〉

  • Aさん : 会社員
  • 妻Bさん : 専業主婦。平成29年中の収入はない。
  • 長男Cさん : 大学生。平成29年中の収入はない。
  • 母Dさん : 平成29年中に公的年金等の老齢給付として120万円を得ている。

〈Aさんの平成29年分の収入等に関する資料〉

  • 給与収入の金額 : 900万円
  • 不動産所得の金額 : 50万円
    ※Aさんは、所轄税務署長に「青色申告承認申請書」は提出していない。

〈Aさんと家族が受けた治療等に対して支払った費用に関する資料〉

  • Aさんは、平成29年7月に人間ドックを受診し、その費用を平成29年中に支払った。なお、人間ドックの結果、重大な疾病は発見されなかった。
  • Aさんは、妻Bさんが平成28年12月に受けた歯科治療に係る費用を平成29年1月に支払った。
  • Aさんは、長男Cさんの視力回復レーザー手術(レーシック手術)に係る費用を平成29年中に支払った。

※妻Bさん、長男Cさん、母Dさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。

※家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。

※家族の年齢は、いずれも平成29年12月31日現在のものである。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問9》Aさんの平成29年分の所得税における総所得金額は、次のうちどれか。

1 )

690万円

2 )

740万円

3 )

950万円

〈資料〉給与所得控除額

給与収入金額 給与所得控除額
万円超
 
180
360
660
1,000
   
 〜 
 〜 
 〜 
 〜 
 〜 
万円以下
180
360
660
1,000
 
収入金額×40% (65万円に満たない場合は、65万円)
収入金額×30%+18万円
収入金額×20%+54万円
収入金額×10%+120万円
220万円

解答・解説

解答:2

設例からAさんの平成29年分の収入は、900万円(給与収入の金額)・50万円(不動産所得の金額)の二つであることが確認できます。ここから総所得金額を算出します。

給与所得控除:900万円×10%+120万円=210万円

給与所得:900万円-210万円=690万円

不動産所得:50万円

Aさんの平成29年分の所得税における総所得金額は、給与所得と不動産所得の合計740万円となる。

したがって2が正解となります。

なお、総所得金額とは、下記の所得の合計額であり、損益通算が可能な場合は損益通算後の金額のことです。(純損失、雑損失の繰越控除など一定の繰越控除を受けている場合は、その適用後の金額をいいます。)

  • 事業所得
  • 不動産所得
  • 利子所得
  • 給与所得
  • 総合課税の配当所得
  • 総合課税の短期譲渡所得
  • 雑所得
  • 総合課税の長期譲渡所得の2分の1
  • 一時所得の2分の1

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給与所得の金額は「収入金額-給与所得控除額」で算出する