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平成29年9月 第5問 問15 相続税の総額

出題内容について

相続税の総額の計算からの出題です。

設例

Aさん(74歳)は、先日、友人が急逝したことを機に自身の相続について気にかけるようになり、相続対策や遺言書の作成について検討している。
Aさんの親族関係図等は、以下のとおりである。

  • 預貯金 : 7,000万円
  • 有価証券 : 1,000万円
  • 自宅の敷地 : 3,000万円
  • 自宅の建物 : 1,000万円
  • 賃貸アパートの敷地 : 4,500万円
  • 賃貸アパートの建物 : 2,000万円

※上記の金額は、「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前の金額である。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問15》仮に、Aさんの相続が現時点(平成29年9月10日)で開始し、Aさんの相続における課税遺産総額(課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額)が1億2,000万円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。

1 )

960万円

2 )

1,650万円

3 )

1,900万円

<資料>相続税の速算表(一部抜粋)

法定相続分に応ずる取得金額 税率 控除額
万円超
 
1,000
3,000
5,000
10,000
   
 〜 
 〜 
 〜 
 〜 
 〜 
万円以下
1,000
3,000
5,000
10,000
20,000
 
10%
15%
20%
30%
40%
 
50万円
200万円
700万円
1,700万円

解答・解説

解答:3

相続税の総額は、Aさんの相続に係る課税遺産総額(課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額)1億2,000万円を各法定相続人の法定相続分に応じた取得金額を算出して求める。

Aさんの相続人は、配偶者の妻Bさんと、長男Cさんと長女Dさんとなり、妻Bさんの法定相続分は、1/2・長男Cさんと長女Dさんの法定相続分は、1/4(1/2×1/2)となる。

1億2,000万円×1/2=6,000万円(妻Bさんの法定相続分に応じた取得金額)

1億2,000万円×1/4=3,000万円(長男Cさんと長女Dさんの法定相続分に応じた取得金額)

上記で算出した法定相続分に応じた取得金額を相続税の速算表に当てはめ合計した金額が、続税の総額となる。

6,000万円×30%-700万円=1,100万円

3,000万円×20%-200万円=400万円

1,100万円+400万円+400万円=1,900万円(相続税の総額)

したがって3が正解となります。

FP試験対策キーワード

法定相続分

  • 配偶者と子が相続人となるときは、法定相続分はそれぞれ1/2となる。
    子が複数人いる時は、法定相続分を子の人数で割ることにより子の法定相続分を算出する。