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平成29年9月 第3問 問8 配偶者控除・扶養控除

出題内容について

配偶者控除・扶養控除からの出題です。

設例

会社員のAさん(50歳)は、妻Bさん(48歳)、長男Cさん(20歳)および長女Dさん(15歳)との4人家族である。Aさんは、平成29年中に、加入していた一時払変額個人年金保険の解約返戻金を受け取った。
Aさんの平成29年分の給与収入の金額に関する資料等は、以下のとおりである。

〈Aさんの家族構成〉

  • Aさん : 会社員
  • 妻Bさん : 平成29年中にパートタイマーとして給与収入90万円を得ている。
  • 長男Cさん : 大学生。平成29年中に収入はない。
  • 長女Dさん : 中学生。平成29年中に収入はない。

〈Aさんの平成29年分の給与収入の金額に関する資料〉

  • 給与収入の金額 : 800万円

〈Aさんが平成29年中に解約した一時払変額個人年金保険に関する資料〉

  • 保険の種類 : 一時払変額個人年金保険
  • 契約年月日 : 平成14年7月1日
  • 契約者(=保険料負担者) : Aさん
  • 解約返戻金額 : 900万円
  • 正味払込保険料 : 800万円

※妻Bさん、長男Cさんおよび長女Dさんは、Aさんと同居し、生計を一にしている。

※家族は、いずれも障害者および特別障害者には該当しない。

※家族の年齢は、いずれも平成29年12月31日現在のものである。

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問8》Aさんの平成29年分の所得税における所得控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 )

妻Bさんは控除対象配偶者に該当するため、Aさんは、妻Bさんに係る配偶者控除(控除額38万円)の適用を受けることができる。

2 )

長男Cさんは特定扶養親族に該当するため、Aさんは、長男Cさんに係る扶養控除(控除額63万円)の適用を受けることができる。

3 )

長女Dさんは一般の控除対象扶養親族に該当するため、Aさんは、長女Dさんに係る扶養控除(控除額38万円)の適用を受けることができる。

解答・解説

解答:3

1 )

適切。控除対象配偶者は、「民法の規定による配偶者であること」「納税者と生計を一にしていること」「年間の合計所得金額が38万円以下であること(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)」「青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと」の4個の要件をその年の12月31日の時点で、満たしている者をいう。

2 )

適切。特定扶養親族は、控除対象扶養親族のうち、その年の12月31日現在の年齢が19歳以上23歳未満の者をいう。

3 )

不適切。控除対象扶養親族は、扶養親族のうち、その年12月31日現在の年齢が16歳以上の人のため、Aさんは、長女Dさん(平成29年12月31日現在の年齢15歳)に係る扶養控除(控除額38万円)の適用を受けることができない。

したがって3が正解となります。

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控除対象配偶者とは、その年の12月31日の時点で下記の4個の要件を満たしている者をいう。

  • 民法の規定による配偶者であること
  • 納税者と生計を一にしていること
  • 年間の合計所得金額が38万円以下であること(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
  • 青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと