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平成29年9月 第2問 問6 株式の投資指標

出題内容について

株式の投資指標からの出題です。

設例

会社員のAさん(40歳)は、これまで定期預金を中心に資産を運用してきたが、先日、証券会社の担当者から、「非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置(以下、当該非課税措置は『NISA』、当該非課税口座は『NISA口座』という)」を利用した資産運用について提案を受けた。Aさんは以前から興味を持っていたX社株式を購入したいと考えており、購入にあたって株式投資の仕組みや株式に関する各種投資指標について知りたいと思っている。そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。
Aさんが購入を検討しているX社株式に関する資料は、以下のとおりである。

〈X社に関する資料〉

  • 業種 : 電子部品製造業
  • 特徴 : 輸出企業のため、円安の環境では業績が向上する。
  • 株価 : 1,200円
  • 当期純利益 : 35億円
  • 純資産(自己資本) : 350億円
  • 総資産 : 1,000億円
  • 発行済株式数 : 3,500万株
  • 前期の配当金の額(年額) : 12億6,000万円

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問6》X社株式の投資指標等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 )

PER(株価収益率)は、12倍である。

2 )

自己資本比率は、35%である。

3 )

配当利回りは、5%である。

解答・解説

解答:3

1 )

適切。PER(株価収益率)は、株価÷EPS(1株当たり純利益)で算出する。
1,200÷100=12倍(PER)
なお、「EPS(1株当たり純利益)は、当期純利益(税引後利益)÷発行済株式数」で算出する。
35億÷3,500万=100円(EPS)

2 )

適切。自己資本比率は、純資産(自己資本)÷総資産×100で算出する。
350億円÷1,000億円×100=35%(自己資本比率)

3 )

不適切。配当利回りは、1株当たり配当金÷株価×100で算出する。
36÷1,200×100=3%
なお、「1株当たり配当金は、配当金の額(年額)÷発行済株式数」で算出する。
12億6,000万÷3,500万株=36円(1株当たり配当金)

したがって3が正解となります。

FP試験対策キーワード

投資指標の算出方法

  • PER(株価収益率)=株価÷EPS(1株当たり純利益)
  • 自己資本比率=純資産(自己資本)÷総資産×100
  • 配当利回り=1株当たり配当金÷株価×100