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平成29年9月 第5問 問13 法定相続分・配偶者に対する相続税額の軽減・相続税の申告書

出題内容について

法定相続分・配偶者に対する相続税額の軽減・相続税の申告書に関する出題です。

設例

未上場企業X社の代表取締役社長であったAさんは、平成29年7月20日に病気により死亡した。Aさんの親族関係図等は、以下のとおりである。なお、Aさんは、平成20年10月に二女Dさんの配偶者であるEさんを普通養子としている。

<Aさんの親族関係図>

2017年度 9月実施 ファイナンシャル・プランニング技能検定・実技試験(保険顧客資産相談業務) 平成29年9月 第5問 設例

<Aさんの相続財産(みなし相続財産を含む)>

  • 預金等の金融資産 · · · 3,000万円(相続税評価額)
  • 自宅(敷地) ·········· 1,000万円(「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用後の相続税評価額)
  • 自宅(建物) ·········· 1,000万円
  • X社株式 ·············· 1億2,000万円(相続税評価額)
  • 死亡退職金 ··········· 6,000万円
  • 死亡保険金 ··········· 3,000万円(下記の生命保険契約によるもの)

<Aさんが加入していた生命保険に関する資料>

  • 保険の種類 : 終身保険
  • 契約者(=保険料負担者)・被保険者 : Aさん
  • 死亡保険金受取人 : 妻Bさん
  • 死亡保険金額 : 3,000万円

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問13》Aさんの相続に関する以下の文章の空欄①~③に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。

ⅰ )

普通養子Eさんの法定相続分は、( ① )である。

ⅱ )

配偶者に対する相続税額の軽減の適用を受けた場合、妻Bさんが相続により取得した財産の金額が配偶者の法定相続分相当額と( ② )とのいずれか多い金額までであれば、納付すべき相続税額は算出されない。

ⅲ )

相続税の申告書は、原則として、その相続の開始があったことを知った日の翌日から( ③ )以内に提出しなければならない。

1 )

① 4分の1② 1億6,000万円③ 1年

2 )

① 6分の1② 1億6,000万円③ 10カ月

3 )

① 8分の1② 2億1,000万円③ 10カ月

解答・解説

解答:2

ⅰ )

普通養子Eさんの法定相続分は、6分の1である。

ⅱ )

配偶者に対する相続税額の軽減の適用を受けた場合、妻Bさんが相続により取得した財産の金額が配偶者の法定相続分相当額と1億6,000万円とのいずれか多い金額までであれば、納付すべき相続税額は算出されない。

ⅲ )

相続税の申告書は、原則として、その相続の開始があったことを知った日の翌日から10カ月以内に提出しなければならない。

ⅰ )は、Aさんの相続で法定相続人となるのは、「妻Bさん」「長女Cさん」「二女Dさん」「配偶者Eさん(Aさんの普通養子)」である。それぞれ法定相続分は、「妻Bさん:1/2」「長女Cさん:1/2×1/3=1/6」「二女Dさん:1/2×1/3=1/6」「配偶者Eさん(Aさんの普通養子):1/2×1/3=1/6」となるため、普通養子Eさんの法定相続分は、6分の1となる。

したがって2が正解となります。

FP試験対策キーワード

法定相続分

  • 配偶者と子が相続人となるときは、法定相続分はそれぞれ1/2となる
    子が複数人いる時は、法定相続分を子の人数で割ることにより子の法定相続分を算出する