合同会社アルティマシステム

平成29年9月 第3問 問8 長期平準定期保険の経理処理(仕訳)

出題内容について

長期平準定期保険の第1回保険料払込時の経理処理(仕訳)からの出題です。

設例

株式会社X社(以下、「X社」という)の代表取締役社長であるAさん(40歳)は、現在、生命保険会社の営業担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんから退職金準備や事業保障資金の確保等を目的とした2つの生命保険契約の提案を受けている。

〈資料〉Mさんから提案を受けている生命保険の内容

①長期平準定期保険(特約付加なし)

  • 契約形態 : 

    契約者(=保険料負担者)・死亡保険金受取人=X社
    被保険者=Aさん

  • 保険期間・保険料払込期間 : 98歳満了
  • 死亡保険金額 : 1億円
  • 年払保険料 : 200万円
  • 65歳時の解約返戻金額 : 4,780万円

②無配当定期保険(特約付加なし)

  • 契約形態 : 

    契約者(=保険料負担者)・死亡保険金受取人=X社
    被保険者=Aさん

  • 保険期間・保険料払込期間 : 10年(自動更新タイプ)
  • 死亡保険金額 : 1億円
  • 年払保険料 : 28万円

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問8》《設例》の<資料>①長期平準定期保険の第1回保険料払込時の経理処理(仕訳)として、次のうち最も適切なものはどれか。

1 )

借方 貸方
現金・預金
200万円
定期保険料
200万円

2 )

借方 貸方
前払保険料
200万円
現金・預金
200万円

3 )

借方 貸方
定期保険料
100万円

前払保険料
100万円
現金・預金
200万円

 

解答・解説

解答:3

「契約者=法人、死亡保険金受取人=法人、被保険者=役員・従業員」の長期平準定期保険は、保険期間の前半6割相当期間の払込保険料を以下のように経理処理(仕訳)する。

払込保険料の2分の1を定期保険料として損金に算入。(費用グループ)

払込保険料の2分の1を前払保険料として資産に計上。(資産グループ)

定期保険料100万円は費用グループの増加のため借方に、前払保険料は資産グループの増加のため借方に、現金・預金は資産グループの減少のため貸方にそれぞれ経理処理(仕訳)をします。

借方 貸方
定期保険料
100万円

前払保険料
100万円
現金・預金
200万円

 

したがって3が正解となります。

FP試験対策キーワード

長期平準定期保険

  • 死亡保障が確保できることに加え、当該解約返戻金を役員退職金の原資として活用することができる生命保険である。そのほか、満期保険金がないことなどが特徴である。