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平成29年5月 第5問 問15 遺言

出題内容について

遺言から出題です。

設例

Aさん(70歳)は、妻Bさん(67歳)との2人暮らしである。Aさん夫婦には、子がおらず、Aさんの親族関係図等は、以下のとおりである。Aさんは、生前に遺言書の作成を検討している。

<Aさんの親族関係図>

平成29年5月 第5問 設例 Aさんの親族関係図

<Aさんが加入している生命保険の契約内容>

  • 保険の種類 : 終身保険
  • 死亡保険金額 : 2,000万円
  • 契約者(=保険料負担者) : Aさん
  • 被保険者 : Aさん
  • 死亡保険金受取人 : 妻Bさん

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問15》 遺言に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 )

「公正証書遺言は、原本が公証役場に保管されるため、紛失のおそれがなく、遺言書の形式不備等の心配のない、安全な遺言の方式といえます」

2 )

「Aさんが公正証書遺言を作成する場合、証人2人以上の立会いが必要となりますが、妻Bさんは証人になることはできません」

3 )

「遺言により、全財産を妻Bさんに相続させることも可能ですが、遺言書の作成の際には、弟Cさんおよび妹Dさんの遺留分を侵害しないように配慮してください」

解答・解説

解答:3

1 )

適切。公正証書遺言の特徴である。そのほか、家庭裁判所の検認が必要ないことも特徴といえる。

2 )

適切。推定相続人は、公正証書遺言を作成する際の証人になることはできない。
(民法第九百七十四条)
次に掲げる者は、遺言の証人又は立会人となることができない。
一 未成年者
二 推定相続人及び受遺者並びにこれらの配偶者及び直系血族
三 公証人の配偶者、四親等内の親族、書記及び使用人

3 )

不適切。兄弟姉妹には、遺留分は認められていないため、弟Cさんおよび妹Dさんの遺留分を侵害しないように配慮する必要はない。

したがって3が正解となります。

FP試験対策キーワード

遺留分

  • 遺留分が認められている、遺留分権利者は、「配偶者」「子(子の代襲相続人を含む)」「直系尊属」である。