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平成29年5月 第5問 問13 法定相続分・相続における遺産に係る基礎控除・生命保険金の評価

出題内容について

法定相続分・遺産に係る基礎控除・生命保険金の評価から出題です。

設例

Aさん(70歳)は、妻Bさん(67歳)との2人暮らしである。Aさん夫婦には、子がおらず、Aさんの親族関係図等は、以下のとおりである。Aさんは、生前に遺言書の作成を検討している。

<Aさんの親族関係図>

平成29年5月 第5問 設例 Aさんの親族関係図

<Aさんが加入している生命保険の契約内容>

  • 保険の種類 : 終身保険
  • 死亡保険金額 : 2,000万円
  • 契約者(=保険料負担者) : Aさん
  • 被保険者 : Aさん
  • 死亡保険金受取人 : 妻Bさん

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問題

《問13》 現時点(平成29年5月28日)において、Aさんの相続が開始した場合に関する以下の文章の空欄①〜③に入る語句の組合せとして、次のうち最も適切なものはどれか。

i )

Aさんの相続に係る法定相続人は、妻Bさん、弟Cさん、妹Dさんの3人となる。したがって、妻Bさんの法定相続分は( ① )である。

ii )

Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は、( ② )である。

iii )

Aさんが加入している終身保険の死亡保険金は、みなし相続財産として相続税の課税対象となる。Aさんの相続開始後、妻Bさんが受け取る死亡保険金2,000万円のうち、相続税の課税価格に算入される金額は( ③ )である。

1 )

① 2分の1② 3,600万円③ 1,500万円

2 )

① 3分の2② 4,200万円③ 1,000万円

3 )

① 4分の3② 4,800万円③ 500万円

解答・解説

解答:3

i )

Aさんの相続に係る法定相続人は、妻Bさん、弟Cさん、妹Dさんの3人となる。したがって、妻Bさんの法定相続分は4分の3である。

ii )

Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は、4,800万円である。

iii )

Aさんが加入している終身保険の死亡保険金は、みなし相続財産として相続税の課税対象となる。Aさんの相続開始後、妻Bさんが受け取る死亡保険金2,000万円のうち、相続税の課税価格に算入される金額は500万円である。

i )

法定相続人が配偶者と兄弟姉妹の場合の法定相続分は「配偶者:4分の3」「兄弟姉妹:4分の1」となる。
したがって、妻Bさんの法定相続分は4分の3、弟Cさん、妹Dさんの法定相続分は4分の1を人数で割った8分の1となる。

ii )

相続における遺産に係る基礎控除額は、「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」の算式で算出する。
Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額は、3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円となる。

iii )

被相続人の死亡によって取得した生命保険金の非課税限度額は、「500万円 × 法定相続人の数」の算式で算出する。
相続税の課税価格に算入される金額は、2,000万円 – 500万円 × 3人 = 500万円となる

したがって3が正解となります。

FP試験対策キーワード

相続における遺産に係る基礎控除額

  • 「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」の算式で算出する