出題内容について
国民年金の付加保険料からの出題です。
設例
個人事業主のAさん(46歳)は、最近、老後の生活資金の準備について考えるようになり、老後の年金収入を増やすための方策を検討している。
そこで、Aさんは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。 Aさんの公的年金の加入歴等に関する資料は、以下のとおりである。
〈Aさんに関する資料〉
- 昭和46年4月22日生まれ
- 公的年金の加入歴(見込み期間を含む)

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
問題
《問2》 次に、Mさんは、国民年金の付加保険料について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も不適切なものはどれか。
1 )
「所定の手続により、国民年金の定額保険料に加えて、月額200円の付加保険料を納付した場合、老齢基礎年金の受給時に付加年金を受給することができます」
2 )
「仮に、Aさんが付加保険料を120月納付し、65歳から老齢基礎年金を受け取る場合、 老齢基礎年金の額に付加年金として24,000円が上乗せされます」
3 )
「国民年金の第1号被保険者は、国民年金基金に加入することができますが、国民年金基金に加入すると、国民年金の付加保険料を納付することはできません」
解答・解説
解答:1
1 )
不適切。付加保険料は、月額400円である。
2 )
適切。付加年金は、「200円×付加保険料納付月数」で算出する。
200円×120月=24,000円
3 )
適切。そのほか、保険料免除者も国民年金の付加保険料を納付することができない。
したがって1が正解となります。
FP試験対策キーワード
国民年金の付加保険料
- 付加保険料は、月額400円である。
- 付加年金は、「200円×付加保険料納付月数」で算出する。