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FP3級技能士検定 合格のコツ【国民年金 老齢基礎年金 計算式編】

FP3級技能士検定の問題では、国民年金の老齢基礎年金は、「支給要件」「繰上げ・繰下げ」「計算式」からよく出題されています。それぞれ確認をしてしっかり抑えておきましょう!!国民年金の老齢基礎年金額を算出する計算式は、FP3級技能士検定を受験する方以外にも役立つ知識だと思います。

国民年金、老齢基礎年金の支給要件

最初は、やはり支給要件を確認することが大切です。

老齢基礎年金の支給要件

原則、老齢基礎年金は、保険料納付済期間と保険料免除期間の合計が10年以上である場合、65歳になったときに支給される年金。

例外、保険料納付済期間と保険料免除期間の合計が10年に満たない場合でも、保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が10年以上である場合には、老齢基礎年金が支給される。

出題例

老齢基礎年金の繰上げ・繰下げ

老齢基礎年金の「繰上げ・繰下げ」については、以前のFP技能士検定ブログで確認!!

国民年金:老齢基礎年金繰上げはこちらから

国民年金:老齢基礎年金繰下げはこちらから

国民年金の老齢基礎年金計算式

今回のメインテーマの国民年金の老齢基礎年金計算式、ここでは、「年金額(平成30年4月分から)」を記載します。

保険料免除期間がない場合

779,300円×保険料納付月数÷40年(加入可能年数)×12月

保険料免除期間がある場合

779,300円×(保険料納付月数+免除月数×反映割合)÷40年(加入可能年数)×12月

反映割合は、各免除制度でそれぞれ下記の通りです。

  • 全額免除期間:8分の4(平成21年3月分までは、6分の2)
  • 4分の3免除期間:8分の5(平成21年3月分までは、6分の3)
  • 半額免除期間:8分の6(平成21年3月分までは、6分の4)
  • 4分の1免除期間:8分の7(平成21年3月分までは、6分の5)

加入期間480月のうち保険料全額免除期間36月ある例題として下記の問題を確認!!

問:国民年金の保険料納付済期間が444月、保険料全額免除期間が36月(平成17年7月〜平成20年6月)までの老齢基礎年金の計算式を求めよう。

答:779,300円×(444月+36月×6分の2)÷40年×12月=740,335円

今度は、免除期間が2つあるパターン、加入期間408月のうち保険料全額免除期間36月、保険料半額免除期間が36月ある例題として下記の問題を確認!!

問:国民年金の保険料納付済期間が408月、保険料全額免除期間が36月(平成14年7月〜平成17年6月)、保険料半額免除期間が36月(平成17年7月〜平成20年6月)までの老齢基礎年金の計算式を求めよう。

答:779,300円×{408月+(36月×6分の2)+(36月×6分の4)}÷40年×12月=720,853円(50銭以上1円未満切り上げ)

ここまでで、保険料納付月数と保険料免除期間が老齢基礎年金の年金額に反映されることが確認できたと思います。

学生納付特例制度納付猶予制度は、老齢基礎年金の年金額に反映されないことに注意です。

もちろん、未納期間も老齢基礎年金の年金額に反映されません。

出題例

ねんきん定期便で「年金見込み額」などを知る

FP技能士検定には出題がされていない部分のねんきん定期便ですが、実際の自分の老齢基礎年金や老齢厚生年金などの年金見込み額を知りたい時は、「ねんきん定期便」を確認することから始めるのが良いと思います。

ねんきん定期便は、日本年金機構から、毎年1回、誕生月に国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)に対して送付されてくるものです。

通常は、「ハガキ」タイプのものが送付されてくるのですが、35歳、45歳、59歳の時は、「封書」で送付されてくるため、節目の年齢の時だけでも、年金加入記録に「もれ」や「誤り」がないかしっかり確認することが大切ですね。

もし、「もれ」や「誤り」があったら「年金加入記録回答票」で速やかに日本年金機構に通知するのが良いです。

FP3級技能士検定を勉強するときに自分の書類を確認してみたりすると理解が深まります。

まだまだFP3級技能士検定まで日数があるので、試験対策として、ご自身の「ねんきん定期便」を確認するのも良いですね。

以上、老齢基礎年金の計算式でした。

FP3級技能士の勉強のコツをつかんで合格もコツをつかみとろう!!

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