じっくり、しっかり公衆衛生学リターンズ‼︎
調理技術技能センター出題の平成28年調理師試験問題です。
公衆衛生学では食育の推進の課題に関するものが出題されていました。
問題では、生活習慣病、フードマイレージ、食料自給率、摂取エネルギーの割合に対する炭水化物。
この四つのワードです。
では、食育推進の重要課題を見てみましょう。
以下、食育の推進の重点課題です。
(1)若い世代を中心とした食育の推進
(2)多様な暮らしに対応した食育の推進
(3)健康寿命の延伸につながる食育の推進
(4)食の循環や環境を意識した食育の推進
(5)食文化の継承に向けた食育の推進
この5項目に当てはまらないものは、摂取エネルギーの割合に対する炭水化物についてですね。
フードマイレージという言葉がありますが、軽く説明します。
フードマイレージは食料の輸送量×輸送距離で表されます。単位はt㎞トンキロメートルです。
日本はフードマイレージがとても大きいのです。世界一になっています。食料自給率が低いので食料は輸入に頼りっきりになってます。
フードマイレージが大きいと食料自給率は小さい。
とても危機感を感じます。
フードマイレージを小さくするためには地産地消の推進が大切ですね!
食育推進計画では地産地消の推進も盛り込んでます!
次に食育の推進の目標です。
知っておいた方が良いので載せます‼︎
目標 1 食育に関心を持っている国民を増やす
目標 2 朝食又は夕食を家族と一緒に食べる「共食」の回数を増やす
目標 3 地域等で共食したいと思う人が共食する割合を増やす
目標 4 朝食を欠食する国民を減らす
目標 5 中学校における学校給食の実施率を上げる
目標 6 学校給食における地場産物等を使用する割合を増やす
目標 7 栄養バランスに配慮した食生活を実践する国民を増やす
目標 8 生活習慣病の予防や改善のために、ふだんから適正体重の維持や減塩等に気をつけた食生活を実践する国民を増やす
目標 9 ゆっくりよく噛んで食べる国民を増やす
目標10 食育の推進に関わるボランティアの数を増やす
目標11 農林漁業体験を経験した国民を増やす
目標12 食品ロス削減のために何らかの行動をしている国民を増やす
目標13 地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し、伝えている国民を増やす
目標14 食品の安全性について基礎的な知識を持ち、自ら判断する国民を増やす
目標15 推進計画を作成・実施している市町村を増やす
目標の11番
農林漁業体験を経験した国民を増やす
皆さん農林漁業体験してことありますか?
調理師合格メソッドブログ担当はあります!
米作りや畑、漁業、生活の中で身近にあって稲刈りも、ネギを抜いたり野菜をもいだりする事が当たり前でした。時には猿などに畑を荒らされたり、田んぼの近くに熊が出たり。
育てる人達がいて、輸送する人達がいて、販売する人がいて、買う人がいて、調理する人がいて、食べる人がいて…そうやって循環してたくさんの方々が関わって私達の食生活は成り立っているんだなと思います。
次に
食育の推進の重要課題、取組の視点です。
1子供から高齢者まで、生涯を通じた取組を推進
2国、地方公共団体、教育関係者、農林漁業者、食品関連事業者、ボランティアなどが主体的かつ多様に連携・協働しながら取組を推進
東京オリンピックに向けて、様々なボランティアが必要だという記事も見かけます。
調理師試験に合格し、専門調理師試験にも合格したら、調理技術技能センターの食育推進員認定講座が受けられます。受講時間はハードですが、楽しかったですよ‼︎
皆さんも是非、食育推進員として東京オリンピックの食のボランティアに参加してみてはどうでしょうか⁉︎
専門調理師試験の実技試験では、長いコック帽をかぶった方々や、素晴らしい中華包丁を持った中華料理の方々など、たくさんの調理人がいて、何だかとても緊張しました。
だいぶ前のことですが、実技試験の緊張感だけ覚えてます!
筆記は意外とスラスラ出来ましたが、実技試験は緊張しましたね〜。でも、周りの方々も緊張してました。それを見て何だか冷静になれた気がします。
皆さん!調理師試験では周りの方々もある程度緊張しているはず!冷静に問題を読んで合格しましょう‼︎
最後に、食育基本法については条文を読んで確認だけはしておきましょう。
目で見て感覚として記憶に残しておくだけでも違います。読んで言葉を知ることは大事ですよ〜‼︎
では!
調理師合格メソッドブログ担当でした〜
٩꒰๑ ´∇`๑꒱۶